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資格なしでも大丈夫!ITパスポートの前に学ぶべき、本当に役立つデジタルスキル5選【女性の学び直し】

IT初心者女性におすすめ!実践的デジタルスキル5選_アイキャッチ画像
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スキルアップに悩むあなたへ。ITパスポートは本当に「最初の一歩」?

「専門的なスキルを身につけたい」「学び直しを始めたい」──そう思ったとき、まず候補に挙がるのが「ITパスポート」という方も多いのではないでしょうか。

でも、同時にこんな不安もよぎりませんか?

「試験勉強って、何だか大変そう…」
「資格を取っても、本当に仕事で使えるのかな?」
「そもそも、私にできるんだろうか…」

何を隠そう、これはすべて過去の私が感じていたことです。

こう言うと意外に思われるかもしれませんが、私自身は学ぶことが好きで、これまで保育士・幼稚園教諭でけでなく、社会人になってから介護福祉士・第一種衛生管理者といった国家資格も取得してきました。
「スキルを形にする」という意味で、資格が目標や自信につながることは、私自身も実感しています。

それなのに、IT関連の資格だけは、なぜか一つも持っていません。

私にとってITの学びは、資格よりも「今すぐ役立つこと」に向き合う実践の連続でした。
小さな課題を一つずつ乗り越える中で、自然とスキルが身についていったのです。
「資格」という立派な地図を手に入れる前に、まず目の前の道を走って実感を掴むことを優先してきた、という感覚に近いかもしれません。

この記事では、そんな私自身の経験から、ITパスポートの勉強を始める「前」に、まず身につけておきたい、本当に役立つデジタルスキルを5つご紹介します。

資格がなくても、未経験でも大丈夫。
大切なのは、あなたらしい働き方につながる「使える」スキルを見つけることです。
この記事が、あなたの新しい一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。

なぜITパスポートより「実践スキル」が大切なの?

スキルアップの入り口としての「ITパスポート」

まずお伝えしたいのは、ITパスポートが決して無駄な資格ではないということです。
ITに関する基礎的な知識を証明できる国家試験であり、テクノロジーの基本用語や情報セキュリティ、経営戦略まで、幅広い知識を体系的に学べます。

実際に、多くの企業で取得が推奨されており、「ITの世界をまず知りたい」という方にとっては、とても良い入り口になるでしょう。

資格取得がゴールになっていませんか?私が感じたギャップ

ただ、ここで少しだけ立ち止まって考えてみてほしいのです。
あなたの目的は「資格を取ること」でしょうか、それとも「スキルを身につけて、仕事や暮らしを豊かにすること」でしょうか。

かつての私は、事務職時代にExcelの便利さに夢中になり、マクロやVBAを独学で学びました。
当時はMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)などの資格もありましたが、私が目指したのは「資格取得」ではなく、「目の前の業務をもっと楽にしたい」という、とてもシンプルなゴールでした。

ITパスポートも同じで、知識として知っていることと、実際に手を動かして「使える」ことの間には、少しギャップがあります。
試験に合格しても、いざパソコンを前にしたときに「で、何をすればいいんだろう?」となってしまっては、少しもったいないですよね。

大切なのは「使える」実感。自信につながるスキルから始めよう

私がテクノロジーの世界にハマり込むきっかけになったのは、「自分にもできた!」という小さな成功体験の積み重ねでした。

  • Excelの関数で、面倒な手計算がなくなった!
  • Canvaを使ったら、素人の私でも素敵な資料が作れた!
  • WordPressで、自分だけのブログが持てた!

この「できた!」という実感こそが、「テクノロジーは、わたしにも使える」という自信につながり、次の学びへのモチベーションになります。

だからこそ私は、本格的な資格の勉強を始める前に、まずは「楽しい」「便利」と思える、実践的なデジタルスキルに触れてみることを強くおすすめしたいのです。

実務で役立つ!今すぐ始めたいデジタルスキル5選

ここからは、元保育士でIT未経験だった私が、実際に「これは本当に役立った!」と感じているデジタルスキルを5つ、厳選してご紹介します。
どれも資格なしで、今日からすぐに始められるものばかりです。

1.すべての土台!タイピング&ショートカットキー

まず、何よりも大切なのが、パソコン操作の基本であるタイピングとショートカットキーです。
これは、どんなデジタルスキルを学ぶ上でも必須の「基礎体力」のようなもの。

  • タイピング
    正しい指の位置(ホームポジション)を覚えて、手元を見ずに打てるようになると、作業スピードが劇的に向上します。
  • ショートカットキー
    「Ctrl + C(コピー)」や「Ctrl + V(貼り付け)」などは有名ですが、他にも覚えると便利なキーはたくさんあります。
    まずは5個、よく使うものから覚えるだけで、仕事の効率は格段に上がりますよ。

地味に思えるかもしれませんが、この土台がしっかりしているかどうかで、今後の学びのスピードがまったく変わってきます。

2.どんな職場でも必須の基礎体力!Officeソフト(Excel・PowerPoint)

「Officeソフトなんて、今さら?」と思うかもしれません。
でも、ExcelPowerPointを「なんとなく使える」レベルから「使いこなせる」レベルに引き上げることは、あなたの市場価値を大きく高めてくれます。

  • Excel
    単純な表計算だけでなく、SUMIF関数やVLOOKUP関数、ピボットテーブルなどを覚えると、データ集計や分析が一瞬で終わります。
    私が事務職時代にVBAにハマったように、業務効率化の面白さに気づけるはずです。
  • PowerPoint
    見やすい資料を素早く作れるスキルは、どんな職種でも重宝されます。
    図形の整列やテキストの書式設定、スライドマスターの活用など、ちょっとしたコツを知るだけで、仕上がりがプロっぽくなります。

ITパスポートで学ぶ知識を、実際にアウトプットする場としても最適です。

関連記事:【超時短】データ入力が劇的に楽になる!Excel&Googleスプレッドシートの関数活用術

3.センスは不要!Canvaで広がるデザインの世界

「デザインなんて、センスがないから無理…」そんなふうに思っている方にこそ、ぜひ触ってみてほしいのが「Canva(キャンバ)」です。

Canvaは、プロが作ったようなおしゃれなテンプレートが豊富に用意されていて、写真や文字を変えるだけで、驚くほどクオリティの高いデザインが作れてしまう無料ツール。

  • プレゼン資料
  • SNSの投稿画像
  • チラシやポスター
  • 名刺や自己紹介カード

私もこのブログのロゴをはじめ、アイキャッチ画像や資料は、ほとんどCanvaで作っています。
デザインの楽しさを知ることで、仕事の幅がぐっと広がりますよ。

関連記事:【初心者向け】Canvaで「伝わる提案書」をサクッと作る4ステップ — 無料プランと有料プランの違いも徹底解説!

4.仕事の最強パートナー!ChatGPTなどの生成AI

今や、テレビや雑誌でも見ない日はない「AI」
難しそうに聞こえますが、とくにChatGPTのような文章を作ってくれる「生成AI」は、私たちの心強いパートナーになってくれます。

  • メールの文面を考えてもらう
  • ブログ記事の構成案を出してもらう
  • 企画のアイデアを壁打ちしてもらう
  • 複雑な文章を要約してもらう

まるで、優秀なアシスタントが隣にいてくれるような感覚です。
最初は「何を聞いたらいいかわからない…」と感じるかもしれませんが、まずは日記のように今日の出来事を話してみるだけでも大丈夫。
AIと対話するスキルは、間違いなくこれからの時代に必須のデジタルスキルです。

関連記事:【初心者必見】ChatGPTの始め方とおすすめプロンプト活用術|今すぐ使える無料ツールも紹介!

関連記事:【初心者向け】文章が苦手でも大丈夫!ChatGPTは“言葉にできない”を助けてくれる心強いツール

5.「自分の場所」が持てる!WordPressの基本操作

もしあなたが、何かを発信したい、自分の活動を知ってほしいと思っているなら、WordPress(ワードプレス)の基本操作を学ぶのがおすすめです。

 WordPressは、世界で最も使われている、ブログやWebサイトを制作するためのシステム
最近では、クリック操作だけで始められるサービスも充実しており、初心者にもやさしくなっています。

とくに、副業でライティングに挑戦したい方にとっては、「WordPressに直接入稿できるかどうか」で、案件の単価が変わることも。
記事の投稿画像の挿入文字の装飾など、基本的な操作をひととおり習得しておくだけで、仕事の幅がぐっと広がります。

また、こうした操作を通じて、「Webサイトってこうやって動いているんだ」という仕組みへの理解も深まり、ITパスポートで学ぶネットワークやサーバーの知識が、より身近なものとして感じられるようになります。
私自身、自分の手でサイトを作れた経験が、大きな自信につながりました。

関連記事:「WordPress?それ何?」から始まった経理・総務担当の挑戦!自社サイトを自作した実体験

自分に合った学び方を見つけよう!スキル習得3ステップ

「やってみたいけど、どうやって学べばいいの?」という方のために、私が実践してきた学習のステップをご紹介します。

STEP1 まずは無料で触れてみる

今回ご紹介したスキルの多くは、無料で始められます。
CanvaやChatGPTには無料プランがありますし、タイピング練習サイトもたくさんあります。
まずは気軽にアカウント登録をして、とにかく触ってみましょう。
「習うより慣れよ」です!

▶ 今すぐ【Canva】を無料で使ってみる
https://www.canva.com/ja_jp/

▶ 今すぐ無料で【ChatGPT】を試してみる
https://chatgpt.com/

STEP2 YouTubeやブログで「真似」から始める

次に、YouTubeやブログで使い方を解説している動画や記事を探してみましょう。
「Canva 使い方」「ChatGPT 初心者」のように検索すれば、たくさんの情報が見つかります。

ポイントは、ただ見るだけでなく、動画や記事と「同じこと」を実際にやってみること。「真似」から始めるのが、上達への一番の近道です。

【YouTube(ユーチューブ)】のチャンネルをチェックする
https://www.youtube.com/

STEP3 小さなアウトプットで「できた!」を積み重ねる

最後に、自分なりの目標を立てて、何かを「作り上げてみる」ことが大切です。

  • Canvaで、今度のランチ会の案内状を作ってみよう」
  • ChatGPTに、週末の旅行プランを立ててもらおう」
  • Excelで、家計簿をつけてみよう」

どんなに小さなことでも構いません。
自分の力で何かをアウトプットし、「できた!」という成功体験を積み重ねることが、学びを続ける何よりのエネルギーになります。

【まとめ】資格よりも「わたしに合う」デジタルスキルで、未来のパレットを彩ろう

今回は、ITパスポートの勉強を始める前に、まず身につけておきたい実践的なデジタルスキルを5つご紹介しました。

1.タイピング&ショートカットキー
2.Officeソフト(Excel・PowerPoint)
3.Canva
4.ChatGPTなどの生成AI
5.WordPressの基本操作

もちろん、ITパスポートの学習を否定しているわけではありません。
体系的な知識を学ぶことは、とても価値のあることです。

ただ、もしあなたが「何から始めたらいいかわからない」「資格の勉強はハードルが高い」と感じているなら、まずは「楽しい」「便利」「できた!」を実感できる、こんな実践的なスキルから始めてみませんか?

自分に合った色の絵の具を選ぶように、テクノロジーも「わたしらしく」選んでいい。
資格という「正解」を探す前に、まずはあなたのパレットに、新しい色を一つ、加えてみてください

その小さな一歩が、きっとあなたの未来を、より豊かに彩ってくれるはずです。

 関連記事:「私にもできる!」40〜60代女性のためのデジタルスキル習得ガイド — 未経験から始める新しいキャリア

関連記事:「私にもできた!」デジタル苦手な女性が自信を持てるマインドセット

関連記事:子育てが落ち着いた今こそ!わたしらしく学ぶデジタルの第一歩

プロフィール
Happy lnk.
"Tech Palette" を運営している "Happy Ink." です。
保育士からキャリアをスタートし、福祉現場や事務職を経て、 現在は中小企業でDX推進・システム業務を担当しています。
AIやWeb制作、ノーコードツールに出会い、 独学でスキルを学び直した経験から、「テクノロジーを、私らしく使う」ことをテーマに情報発信中。
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